代表取締役 白石 幸栄

代表取締役 白石 幸栄
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設立 | 1994年9月 |
事業内容 |
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会社HP | http://www.cima-ir.jp/index.html |
ブライダルジュエリーを通して社会全体を幸せにしたい
株式会社シーマは、ブライダルジュエリーやブライダルギフトの販売、
ティアラのレンタルなどを行う、メーカー・商社・小売を兼ねた総合ブライダル企業です。
扱っているブライダルジュエリーという商品は、通常のジュエリーのように、
自分へのご褒美や誕生日のプレゼントといったものとは購入される動機が異なります。
結婚したいと考えているお客様にとっては、単なる物質としてのダイヤモンドや
プラチナではなく、愛情や絆を具現化したかえがえのないものなのです。
だからこそ、我々の目指しているのは、お客様に愛や絆を提供することによって、
幸せな家庭が増え、それが子どもたちに遺伝して、社会全体が幸せになることなのです。
私たちの接客によってご購入いただいたすべての方に多くの幸せがもたらされるのであれば、
それが弊社のブランド力だと思っています。
「愛する人に贈るものだから、あの店で買いたい」と言われるような店舗を作り、
そして、それを世界で実現させることが目標です。
物を売るだけではなく、愛や絆を提供する仕事
第二次世界大戦が終わった直後に、日本で最も売れたものは何だと思いますか?
食料や衣料品ではありません。
家財道具も婚約指輪も国に没収されていたのですが、財政難にあえぐ政府がそれらを
買い戻すよう国民に促したところ、女性たちが整理券を持って並び、手に入れたものが
ブライダルジュエリーだったそうです。
戦時中は、若い男性の多くが戦地に行き、その9割は帰らぬ人となりました。
ですから、残された女性たちは亡くなった夫の形見として、結婚指輪や婚約指輪を
取り戻したいという思いがあったのでしょう。
食べるものも着るものもなく、明日死ぬかもしれないというのに、彼女たちは愛を選んだのです。
私たちは、ブライダルジュエリーの販売を通して、そういった愛を提供したいのです。
ちなみに、その裏側には、「男性の愛情表現を5倍にする」という個人的な目標もあります。
男性も、愛する人にはきちんと「愛している」と言葉で伝えるべきだと思います。
そういう覚悟を持った男性が増えれば、もっと愛情深い夫婦が増えるのではないでしょうか。
年商100億は、お客様から感謝していただいたことの積み重ね
弊社が100億円企業になるまでの過程には、日本初のことにもたくさん取り組みました。
セミオーダーシステムや、セットリングの考案、それまで日本になかった「エクセレント」
という美しいカットのダイヤモンドの販売など、様々な成功体験を積み重ねてきました。
これが1千億、1兆規模になるためには、もっと人の心を動かすような仕事をしなければなりません。
単純に数字だけで考えると、100億売り上げる企業を10ヵ国に設立すればいいわけですが、
我々の本質はそういったことではなく、「何をお客様へ提供し、何に対してお客様が
ご満足いただけたのか」ということにあります。
大切な人に最高のジュエリーを送ることができ、そこに生まれた幸せや喜びによって、
お客様から「ありがとう」と言っていただける。
そういったことを大切にしています。
本当は扱う商品は、ジュエリーでなくてもなんでもよいのです。
ただしそれは、「肌身離さず持つような大切なもの」「絶対捨てたくないと思うようなもの」であること。
我々は、それを最高品質で提供し、世界のトップブランドを作るという夢を持って取り組んでいます。
我々の提供する商品は、絶対にごみ箱には捨てられないものです。
それは、愛する人との思いが詰まっているからです。
今まで、そういったかけがえのないものを扱ってきて本当に良かったと思いますし、
これからもそうでありたいと思っています。
お客様にとって「一生に一回の大事なもの」だからこそ、
常に真摯な姿勢で向き合うことを心がけています。
求める人物像は「スポンジのような人」、そして「愛や絆を大事にする人」
社長は決して主役ではなく、「社員全員が会社の主役」だと思っています。
10年以内には私は社長を辞任し、国内事業は後任に任せたいと考えています。
そして、世界各国にシーマを作り、それらも任せていきたいです。
後任は、新卒から入った生え抜きの社員にしたいと考えています。
そのために、今、新卒採用を非常に大切にしています。
私が採用したいのは、どこまでも吸収する、スポンジのような人。
素直で謙虚、どんなに成功体験を積んでも天狗にならず、
いろいろな視点を持てる人がいいですね。
そして何よりも、愛や絆を大事だと思ってくれる人。
愛する人に「愛してる」と言うことや、好きな人に贈り物をすることを大切だと思える人。
そういう人に、会社の未来を託したいと思っています。
やりたい仕事をして、なりたい自分になれ!
会社説明会では、私からは仕事の話は一切しません。
「行きたい会社に行って、やりたい仕事をして、なりたい自分になれ。
いつか、自分たちの世代が世の中を動かす時代が来るのだから、絶対にいい社会にしてほしい。
早く、今の私の立っているフィールドに来てほしい。
君たちの元気が国の活力といってもいいくらい、日本の未来は君たちの意欲にかかっている」
そんなことをよく語っています。
みなさんに伝えたいのは、仕事内容ではなく、
お客様や仲間への思いなど仕事をする根本となる理念です。
その理念があれば、いい仲間にも巡り合えるし、スキルや経験が足りなくても、
後からいくらでも補えます。
そして、自分が何のために仕事をするのかという動機があれば、コピー取りもおつかいも
意義のある仕事になるはずです。
全ては雑用などではなく、目標に達するために必要なステップなのです。
就活でも、本気の思いは必ず相手に伝わる
就職活動は大きなプレッシャーもあり、大変だと思います。
しかし、そのプレッシャーを「絶対に乗り越える」という情熱をもって臨めば、
その人の才能と意識がすごく上がると思います。
本気で「行きたい」と思えば、絶対に行けると思います。
本気なら、発するメッセージが真実のものとなり、信頼につながります。
偽りではない自分をさらけ出すのはなかなか大変なことですが、若くて経験が足りなくても、
「本気で人を幸せにしたい」と思っていることが伝われば、
どの採用担当者も「この人と仕事をしたい」と思うはずです。
司馬遼太郎が描く小説の主人公はたいてい若造ですが、なぜあんなにかっこいいのでしょうか。
それは、就職活動の比にならないくらいの「日本をこうしてやろう」という熱い気持ちで
乗り越えていく姿から、本気であることが伝わるからだと思います。
だからみなさんも、就職活動を通してそんなかっこいい人間になってください。
全企業が採用予定人数をオーバーしてしまうような状態を、就活生が作ることだって
可能だと思うのです。
学生のみなさんは、社会の一番若いところにいるのですから、
ぜひ、そのくらいの運動量と熱量を出してほしいですね。